日本における労働者運動:1882-1905間

日本における革命的運動の歴史に関する以下のノートは、労働者階級と前衛的革命家の発達過程の本質そのものを具体的な諸要素と共に明示するものであり、それは

世界資本主義転覆を目的とした全世界的な戦いとその利益との根本的な一致によって特徴付けられている。

世界的なレヴェルにおいて立証されているこの経過は、それぞれの国ごとに異なる方法やリズムによって表現されている。それは不均衡な形ではありなが ら、各国が相互に影響を与え合いつつ表明されている。様々な歴史的理由から、西ヨーロッパは世界的共産主義革命の重心を成している。日本における革命的運動の歴史は、それが西欧世界にて生じた進歩の最後尾に繋がり生じたことを数度にわたり明確に示している。

しかし、この事実はいわゆる「ヨーロッパ中心主義」による道徳的判断や、プロレタリアが最も進んだ国に高得点を与えんとする意思を表現しているわけ ではない。その逆に、日本における革命的運動の様々な要素は、西ヨーロッパにおける革命的運動と世界のその他の国々との間に存在する密接な繋がりを浮き彫 りにしている。これ程の分析枠は、将来の世界的革命の力学を理解することを可能にする唯一の枠組みであり、その中において日本の労働者階級のような世界の プロレタリアの分派が極めて重要でかけがえのない役割を果たさなければならない枠組みなのである。

2006年春のフランス学生運動についてのテーゼ

以下の諸テーゼは、学生運動の続行中に国際共産主義潮流(CCI)により採用されたものである。4月4日のデモは、3月28日のデモより小規模になるであろうという政府の希望を見事に破った。特に今回のデモにおいて、民間の労働者の数は以前より増加した。3月31日のテレビ演説で、シラク大統領は「機会均等」法の採用を発表すると同時に、学生たち怒りの主な対象である「初期雇用計画(CPE)」を設立する当法の第8条が実行されないよう頼むという愚かな操りを試みた。この情けない軽業的な行為は、運動を弱めるどころかむしろ拍車を掛けることになった。それは1968年と同様、経済の生産的分野における自発的なストライキの可能性を増長させた。政府は自らの嘆かわしい操作が運動の破壊に失敗したという事実を受け入れざるを得なくなり、その結果、最終的な操作があっても、遂に4月10日にCPEを撤回した。実際には、以下のテーゼは政府が妥協しないことを予想していた。政府がこれほどまでの後退をみせたこの危機のエピローグは、これらのテーゼの中心的主張、即ちこの2006年春の日々における労働者階級の若い世代らの動員の深遠さと重要さとの主張を、確認・補強してくれるものになったことを示している。

戦争の脅威に対する、韓国からの国際主義者宣言

戦争の脅威に対する、韓国からの国際主義者宣言

 

北朝鮮における核実験に関する報道に続き、我々、ソウル市とウルサン市で結集した共産主義国際主義者は、以下の項目を宣言する:

1)さらなる別の資本主義国の手による、新たな核兵器能力の開発を糾弾する。

核爆弾は帝国主義国家間戦争における最終の武器であり、その唯一の機能は一般に民間人の大量殺戮であり、それはとりわけ労働者階級の殺戮を意味する。

2)北朝鮮の資本主義国家によって踏み出された戦争への新たな一歩を、断固として糾弾する。北朝鮮は、このようにして、自らが労働者階級や共産主義と全くかけ離れたものであることを再度新たに示し(それが必要であったとして)、実際は、軍国主義の野蛮へ向かう衰退的資本主義の一般的傾向の、単なる極端でグロテスクなバージョンであることを実証した。

3)米国およびその同盟国による偽善的キャンペーンを断固として糾弾する

それらの目的は、 解放の単なるイデオロギー的な準備以外の何物でもなく、今日のイラクにおける状況と同じく、その可能性があれさえすれば、労働者がそのまま主要な犠牲者に となる、自分達の先制攻撃を仕掛けることにある。私たちは、米国が、広島と長崎の民間人を絶滅させた時、核兵器を戦争に使用した唯一の大国であったことを 忘れてはいない。

4) いわゆる「和平工作」を断固として糾弾する

中国等、他の帝国主義的暴力団の庇護下で現われ始めているこれらの工作は、平和などとは全く無関係な、その地域における自らの資本主義的利益に専心したものでしかない。労働者は、いかなる資本主義国の「平和的意図」にも、微小なりとも信頼を寄せることはできない。

5) 韓国のブルジョワジーによるあらゆる試みを断固として糾弾する

彼らの企ては、国家の自由、又は民主主義の擁護という口実の下、国際主義者の原則を守るために闘う労働者階級及び活動家に対する抑圧措置をとることにある。

6)北朝鮮、韓国、中国、日本およびロシアの労働者との完全なる連帯姿勢を断言する。軍事行動が発生した場合に最初に苦しむこととなるのは彼ら労働者達である。

7)世界的規模の労働者の闘いのみが、資本主義下の人類の上に降りかかる野蛮さ、帝国主義的戦争、および核による崩壊の脅威に対し、永久に終止符を打つことができると宣言する。

プロレタリアには防御する国家はない!

 

万国のプロレタリアよ、団結せよ!


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