日本帝国主義の攻撃態勢への省察

私達はつい最近、日本の読者から、嬉しいことにメッセージを受け取りました。

ジアおける新たな帝国主義的超大国としての中国の興隆と、悪化を繰り返す韓国および北朝鮮と日本の間の緊張に直面してきました。日本の帝国主義はアメリカの軍事力に強く依存している一方、独自の野望も持っている。長年に渡り日本は自身の領海権外への干渉を少しづつ強めてきた。最初はペルシア湾でのアメリカ軍への非武装補給支援という形で、次にアデン海峡に軍事部隊を派遣した。同時に、海上自衛隊は南東アジアでの軍事行動への関与を強めてきた。自衛隊は常に近代化され続け、防衛費を増大させている。最近中東で殺害された二人の日本人民間人は日本の帝国主義にとってその軍事的野望を強化する格好の材料となった。こうした近年の日本の軍事主義化に対して平和主義的視野を持つ人たちが増えているとはいえ、革命家たちは、軍事主義という癌に対して平和主義的解決法はなく、システムそのものをひっくり返す他ないということを強調しなければなりません。

 

 私達は読者の分析を送ってくださることを歓迎します。

 

「イスラム国」は、拘束していた日本人、湯川遥菜さん、後藤健二さんを殺害した(1月24日、31日 ネットで公開)。

パリの虐殺 - テロは腐りゆくブルジョア社会の表れだ

カブー、シャルブ、ティグヌー、ウォリンスキ。20人の犠牲者をだした1月7日と9日のパリでの攻撃において、この4人は象徴的な存在だった。これら4人は最重要目標だったのだ。しかし何故?この4人は愚考よりも知性を重んじ、理性を持って狂信に立ち向かい、服従に対して反抗し、勇気をもって臆病を乗り越え1、憎しみを超え共感し、なにより、順応主義やくだらない独善的な正義に対するユーモアと笑いという素晴らしい人間性を持ち合わせていたからだ。私たちは、このうち何人かの政治的ポジションの極めてブルジョア的な部分を否定し対立するだろう。このうちの何人かはまったくブルジョア的だ2。それでもこの4人が最高であることに変わりはない。風刺画家あるいは買い物客が、ユダヤ人であったがためだけに射殺された今回の野蛮な暴力事件はフランスのみならず、世界中で極めて強い感情を引き起こしたことはまったく理解できる。ブルジョア民主主義の公式な代表者たちのこうした感情を利用するやり方によって、多数の人々が憤り、怒り、そして深い悲しみにとらわれ、1月7日に衝動的に路上へと繰り出したことが、人間にとって、この卑劣な野蛮行為に対する極めて基本的かつ健康的な(自然な)反応であったという事実を覆い隠すことは許されない。

新たな朝鮮戦争の脅威に抗する

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この数か月にわたって北朝鮮と韓国及びアメリカ間の緊張が再び高まっている。繰り替えされるミサイル実験や砲撃、果ては韓国のみならず、日本、ハワイ、グアムに対する核攻撃の脅威は、北朝鮮の中心的なレトリックとなっている。同様に韓国、アメリカそして日本も、北朝鮮に対して報復攻撃の意志を表明している。これらの国の支配階級は、下劣な国益のために多くの人々を犠牲にする覚悟だ。

日中帝国主義の衝突

 2012年に始まった、尖閣諸島を巡る争いは、極東最大の大国同士の敵対的な野望と緊張をもたらした。世界で最も多くの人口を抱え、世界第二位の経済力をもつ中国と、同じく第三位の日本両国は、互いにこの諸島を巡る緊張をエスカレートさせ、自らの力を示すため、兵力を動員してきた。これは日中およびアジアのみならず、世界全体にとって、間違いなく深刻な問題だ。

 この両巨頭のみならず台湾も同諸島の領有権を主張している。尖閣諸島は岩だらけで居住不可能な地にも関わらず、その戦略的価値や、潜在的な油田や天然ガス源(訳者注:レアメタルも)と豊かな漁場の存在は、同諸島の領有権の主張を決定的にエスカレートさせている。

逼迫する<経済>へどう応答するのか-立ち向かう労働者たち

シック','sans-serif'"> スペインの労働者階級はとりわけ過酷な政策に直面している。勢いを増す経済危機は、社会的状況を緊迫させている。昨年の闘いは、しばしばそれに呼応して他の人たちに刺激を与えた。とりわけアラブの春に続く、憤るものたちによる15M運動は、ギリシャとアメリカなどでの闘いに影響された。15Mの記念日と一連の出来事は、アストゥリアを初め、EUの鉱山業への補助金取りやめに反対する8000人の鉱山労働者のストライキで始まった。この産業の根幹を揺るがすことになる補助金取りやめは、既に24%もの失業率、25歳以下の半数が職に就けない国で、40000人の職を脅かすことになる。この記事はM15と鉱山労働者のストライキから何を学ぶことができるのかというディスカッションに貢献することを目的としている。

 

2011年のもっとも重要な出来事は資本主義の危機の激化とチュニジア、エジプト、スペイン、ギリシャ、イスラエル、チリ、USA、イギリスなどでの社会運動の深化だった。

資本主義の危機は世界人口の多数派に容赦なく降りかかる。生活基盤は悪化し、失業は急激にその数を増やし、その期間は長くなる一方だ。最低限の安定した生活をも不可能にするプレカリアート化は深刻になる一方だ。極限の貧困と飢餓はエスカレートしている。

 

 何百万もの人々が、「安定した普通の」生活と「子供たちの将来」が失われるのではないかと強く心配している。この不安は、受動性を打ち破り、広場と路上を占拠し、この5年で急激に悪化した危機の原因を解明するためのディスカッションへと駆り立てる強い怒りー衝動を引き起こした。

経済危機 ー EUか資本主義か、どちらにも未来はない

総裁のオリバー・ブランチャードによると、ユーロ圏(と世界経済)はとても危険だそうだ。4月にブランチャードは、ギリシャがユーロを離脱すれば、「ユーロ圏内の他の地域も深刻な圧力を受け、金融市場が大パニックに陥る。しかし依然としてユーロ圏の解体の可能性は残っていて、リーマンショック以上の重大な政治的ショックを引き起こしかねない」。そのようなショックはもちろん「1930年代を思わせるような不景気を引き起こしかねない」と警告した。[1]

 

民主化された資本主義は可能か?

 聖パウロ教会でのオキュパイのテント大学の「民主的な資本主義」というスローガンを巡って激しい議論が沸き起っている。

 これは聖パウロ教会やUBS銀行などでのオキュパイが、現行の社会システムに不満を持ち、それに変わるものを求めているすべての人たちのための実りある議論の場を提供していることを表している。「民主的な資本主義」は現実的な選択肢ではないものの、確かにオキュパイに参加している多くの人々の見解と結合点を反映している。金持ちにもっと税金を課し、銀行屋の持っているボーナスを帳消しにし、証券取引市場をしっかりコントロールし、経済に対する政府の権限を拡大すれば資本主義はより人間的になりうるというアイデアは繰り返し提唱されている。

フクシマ ー 地球規模の災害

放射線マップ

2011年3月11日、日本の東海岸は過酷な津波に襲われた。建物の高さにまで達した波は、あらゆるものを洗い流した。2万人(原文ママ)を超える人々が死に追いやられ、なお数千人が行方不明のままとなっている。多くの人々は家を失った。人類の大部分は海岸やその近くに居住している。これらの地域に住む人々は、ごく狭い地域にひしめき合い、加速し続ける海面の上昇に晒されている。津波の引き起こす洪水は、これら高密度の居住地域をあっという間に洗い流してしまうことを示した。

共産主義左派とマルクス主義の継続

1920年代中盤の革命の波の敗北以来、共産主義とマルクス主義ほど誤用や曲解された用語はない。スターリン政権下の旧東側諸国や今日の中国、キューバ、 北朝鮮が共産主義およびマルクス主義の表れだとする説はまさに20世紀最大級の嘘である。この嘘は極左から極右まで、あらゆる支配階級の派閥によって用い られている。1839-45年の第二次「帝国主義」世界大戦の間、「社会主義祖国の防衛」という神話は、「反ファシズム」や「民主主義の防衛」といった用 語と一緒に、ロシアの内外の労働者たちを人類史上最悪の殺戮へと動員するため用いられた。
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